モバイルコンピューティング推進コンソーシアム（MCPC）は、指先サイズのIoTデバイス「ナノコン」を使った技術・アイデアコンテストを開催する。今回で4回目。東京大学桜井研究室が共催し、トリリオンノード研究会が協賛。電波新聞社、リックテレコムが後援。

　社会や身の回りの課題を解決したり、日々の生活を楽しくしたりと「社会生活を豊かにするアイデアをぜひ応募して」と呼び掛けている。

　ナノコンは、IoTセンサーや通信機能などが誰でも自在に使える、次世代をリードする超小型コンピューター。超小型に加え、軽量で電池駆動、組み立てが簡単な、指先に載る小さなデバイス。LTE－M通信にも対応している。

　コンテストは、ナノコンの代表例であるLeafony（リーフォニー、https://leafony.com/）使用を必須とし、システムを創作し、技術とアイデアを競う。

　応募資格は、①Leafonyを自身で準備（LTE－Mリーフ一式はKDDIから貸し出す）②大学や短大、高専、高校、専門学校、自治体、企業などに所属する個人・グループ、または16歳以上の起業家の個人・グループ（応募時に16歳未満の場合は要問い合わせ）。①②を共に満たすことが必要。

　応募はコンテストなどの未発表作品に限る。著作権の存続する著作物（動画、音楽、イラスト、キャラクターなど）の使用はできない。また違法行為を助長するといったものも不可。特許出願などを予定する場合、特許庁への出願手続きを終えているものとする。

　応募方法は、必要事項を記入した応募用紙を、7月末までにメールする。さらに、応募作品として作品説明資料と動画を、ダウンロード（DL）可能なファイルサービスなどにアップロードした上で、DL方法を記したメールを9月末までに送る。

　説明資料は、作品概要や特徴を記載（フリーフォーマット）。動画は、制御対象物の動きや特徴などのセールスポイントを撮影した、mp4形式のもの（2分以内）。

　最優秀賞（1作品）には表彰と副賞（10万円相当）、優秀賞（最大3作品）には表彰と副賞（3万円相当）が贈られる。

　詳細は、https://www.mcpc-jp.org/pdf/nanocom2023.pdf

　問い合わせ先は、事務局ナノコン応用推進WG（電話03－5401－1935、Eメール＝office＠mcpc-jp.org）。