2023.05.31 【電波時評】スパコン富岳、日本再興の足掛かりに

 世界のスーパーコンピューターの計算速度ランキングが5月末に発表され、米国製システム「フロンティア」が3連覇を果たした。半年に1度発表される同ランキング。3期連連続で2位となったのは、富士通と理化学研究所が共同開発した「富岳」。速度差は前回より約0.2ポイント広がり2・7倍となった。

 計算速度と人工知能(AI)の開発で使われる計算性能の指標はフロンティアの後塵(こうじん)を拝したものの、産業利用などで実際に用いられる演算能力と...  (つづく)