【ICT展望2020】富士通マーケティング・広瀬敏男社長 | 電波新聞デジタル
   

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【ICT展望2020】富士通マーケティング・広瀬敏男社長

広瀬社長広瀬社長

クラウドとDXを軸に

 ―ICTの市場環境をどう見ていますか。

 広瀬社長 ICT市場は、デジタル化で新しい潮目に来ている。当社が担当する準大手、中堅、地域のお客さま自身の業績も上向いていることもあるが、これまでのデジタルの訴求が、市場全体に浸透し始め、お客さまの情報化投資への意欲も高まっている。デジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)が、いよいよ経営、事業の入り口に入ってきた。

 ―事業の進捗状況はいかがですか。

 広瀬社長 18年度が過去最高の業績で、売上高2300億円、前年比113%だった。19年度上期はこれを2桁以上上回り、上期としては受注、売上げ、営業利益とも過去最高となった。通期でもかなり大きな伸長を期待している。(19年度は)消費税増税軽減税率、ウインドウズ10への移行に伴うインフラ需要があり、この反動を懸念する向きもある。このためDXなど今までと違うビジネスやパートナー支援機能などを強化していく必要がある。これまでの活動をさらにブラッシュアップさせ、20年度を成長軌道に乗せたい。新生FJM(10年10月)として10年目の節目でもあり、飛躍の年にしたい。

 ―DXにはどう取り組まれますか。

 広瀬社長 富士通はグループを挙げてDXに取り組んでいる。当社は、準大手、中堅マーケットを担う会社として10年前に再編された。キーアプリケーション「グロービア」を軸に展開してきたが、FJMの役割は、目利き力や実装能力。中堅のお客さまにFJMらしいDXを提供していく。パートナーと連携を取り、現場に近いDXソリューションを提供していく。当社は、パートナーとの協業やエコシステムを組む能力が高い。富士通グループのDXの先兵になる。

 ―クラウドビジネス強化を大きく打ち出していますが。

 広瀬社長 クラウド化には積極的に挑戦する。パブリッククラウドとの連携などハイブリッドクラウド、マルチクラウドの商談が増えている。今後、お客さまのクラウド移行は避けられない。当社は、クラウドのトータルコーディネータを目指していく。このため、この下期から約700人のインフラSEの半分をクラウド実装できるSEに育てていく教育などを開始している。クラウドネイティブでシステムを作れるようなSEを養成したい。

 ―2月13日に「富士通マーケティングフォーラム2020」を開催されますが、今回はどのような内容になりますか。

 広瀬社長 「これからを、一緒につくる。」をテーマに、FJMらしいDXを訴求したい。また、20年度に向けて我々の強いメッセージを発信したい。

 ―社長に就任(19年6月)され、半年以上が経過しましたが、目指すFJMの姿をお願いします。

 広瀬社長 富士通は総合力が期待されているが、FJMは富士通グループの中で、マーケットに抜きん出た会社を目指したい。クラウド、DXの二つを軸に中堅のお客さまにデジタルビジネスを提供していく。今年は全社プロジェクト「Vision2020」の仕上げの年となるが、大きな方向感は変えずに新たなビジョンを考えていきたい。



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