2023.06.28 COMNEXT、東京ビッグサイトで開幕 初の展示会に210社出展

ミハル通信のブースでは、8K映像を使ってラジコン重機のリモート操作が体験できる

 次世代の通信技術・ソリューションが集結する国際展示会「COMNEXT(コムネクスト)」が28日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。これまで「通信・放送Week」だった展示会が「次世代通信技術&ソリューション展」として生まれ変わり、今回が第1回目となる。30日までの会期中、計210社が高速通信規格5Gや次世代規格の6Gをはじめ、光通信技術、映像伝送・8K技術などの最先端の技術を披露している。3日間で2万人来場を見込む。

 会場は「次世代通信ソリューション」「5G・6G通信技術」「5G・6G材料」「光通信技術」「映像伝送・8K技術」の5エリアで構成。主催者のRXジャパンは「NEXT STAGE」のブースを設け、ミリ波やHAPS(成層圏通信プラットフォーム)を紹介している。

 ミハル通信は、神奈川県鎌倉市の本社と会場を通信でつなぎ、8K映像の超低遅延伝送を活用してラジコン重機をリモート操作する技術を披露。会場のコントローラーを動かすと、本社のラジコンが遅延なく動く様子が高精細画面に映し出された。

 前身の展示会を含め初出展の日本アンテナは、発電とアンテナ機能を備えたソーラーシート一体型のアンテナなどを用意。IoT機器の導入を検討する企業に狙いを定め、新規開拓を目指す。

 (29日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)