2020.02.17 架空売上げ435億円 東芝が子会社の架空取引で調査結果公表

子会社で発覚した架空取引を陳謝する東芝の豊原正恭執行役専務(中央)ら=東京都港区

 東芝は14日、子会社の東芝ITサービス(TSC、川崎市川崎区)が関与した架空取引について、調査結果を公表した。複数の企業間で帳簿上の取引を連続させて実態のない売上げを計上する「循環取引」は15年11月から19年7月までの累計で26件、売上高で435億円に及んだ。

 架空計上を受けて、19年4-9月期連結決算でデジタルソリューション部門にマイナス影響を織り込み、売上高で215億円、営業利益で18億円の計上を取り消した。
  (つづく)