2023.07.20 【ケーブル技術ショー特集】ミハル通信 FTTH円滑移行をサポート 多様なニーズに対応

地デジ自主放送Hybridcastシステム「MGSRシリーズ」

 ミハル通信は、「多様なニーズに対応し、HFC→FTTHへの円滑な移行をサポート」をテーマに、効率的なFTTHマイグレーションを実現するシステムなど、幅広い製品と総合的なソリューションを提案する。

 地デジ自主放送Hybridcastシステムでは、昨年度末に発売した、新型MPEG-2エンコーダーを展示。従来機より低ビットレートで高画質を実現する。ブースでは地デジ自主放送のハイブリッドキャストを利用したライブカメラ映像の伝送デモを行う。あわせて、開発中の1UサイズでJIS/EIAラックに実装可能なコンテンツ保護用スクランブル装置も披露する。

 無瞬断のフェージング対策システムとして、MDSRシリーズのダイバーシティー地デジシグナルプロセッサーを展示。独自の選択アルゴリズムにより無瞬断で切り替えられることや遠隔地からボタン一つで操作できる。遅延が少なく、アンテナ間の信号遅延差2000マイクロ秒まで調整が可能だ。

 BS/CSパススルーシステムは、BS/CS高性能シグナルプロセッサーが無瞬断で切り替えるとともに、IPによる冗長機能でアンテナとIPの信号を無瞬断で切り替える。BSトランスモジュレーターと相互バックアップも可能だ。

 FTTHセンターシステムでは、MOSF、MOAPNのマルチポート型光ファイバー増幅器や光送受信器のMOTSDシリーズを展示。これまで実績を積んできた信頼性の高いFTTHソリューションのラインアップでCATV事業者のニーズに応える。

 FTTHサービスエリア拡張ソリューションでは、FTTH中継装置を展示。FTTHへの移行が厳しい山間部などの辺地でのFTTH化に最適だ。また、HFCインフラを軽減し、FTTHへ移行を加速させるソリューションとして、電源がAC100Vに対応で、FTTH化を加速するHFC巻き取り用「AC100V屋外型光受信器」も紹介。

 HFCシステムでは、マルチな入出力設定を可能にしたハイブリッドマルチファンクション増幅器とハイブリッド延長増幅器を展示。

 障害発生時に迅速なヘッドエンド装置の復旧をサポートする「M-3保守サービス」を紹介。今回、AIによる画像認識を利用して誤検出メールの転送を抑止する新機能(オプション)を追加した。

 今回、古河電工ブースとのコラボ展示を行う。古河電工の60ギガヘルツ無線通信用機器と同社の無線システムを使用し、IPを無線伝送し、監視カメラ映像の双方向での伝送デモを実施する。