2020.02.21 【インバータ用部品特集】KOA シャント抵抗器「SLP」 幅広い抵抗値範囲もつ

シャント抵抗器「SLP」

 KOAは、インバータの高効率化に重要な役割を果たす電流検出回路において、磁気方式に比べて、小型で温度の影響が少なく、正確に電流を測定できるシャント抵抗器をラインアップしている。

 同社では、5125、6332サイズで10-100mΩの幅広い抵抗値範囲の「SLP」をリリースした。抵抗温度係数プラスマイナス50×10-6/K、製品高さ0.635ミリメートルの低背化を実現し、10-40mΩの低抵抗領域で最大定格電力2Wに対応する。

 シンプルな構造の金属板抵抗器では、最大244Aの電流検出ができる10×5.2ミリメートルサイズの「PSJ2」に加えて、小型高電力の「PSL2」をラインアップ。6331サイズで最小0.2mΩ、最大212Aの電流を高精度に検出可能となった。

 高精度な抵抗温度係数(プラスマイナス50×10-6/K)を持つ4端子タイプには「PSG4」と小型の「PSF4」をラインアップする。

 インバータ回路には容量負荷や誘導負荷が多数存在し、回路内でサージやパルスが発生するが、このような用途には、サージ・パルス負荷に対する耐性を高めたチップ抵抗器「SG73シリーズ」を推奨。

 ESD限界電圧を保証する「SG73S」、パルス限界電力を保証する「SG73P」に加え、耐パルスで高精度抵抗温度係数プラスマイナス50×10-6/K、抵抗値許容差プラスマイナス0.25%の「SG73G」もリリースした。

 高精度、高信頼性のチップ抵抗器には、厚膜抵抗体ではこれまで困難とされていた抵抗値許容差プラスマイナス0.1%、抵抗温度係数プラスマイナス25×10-6/Kを実現する高信頼性厚膜チップ抵抗器「RS73シリーズ」を投入した。

 薄膜抵抗並みの長期安定性にも優れた高信頼性品であり、1608-3216のサイズで10-10MΩの幅広い抵抗値範囲を実現、硫化対策品も用意している。

 インバータ回路における電圧監視用途には、薄膜技術を用いた高耐圧薄膜抵抗ネットワーク「HVD」を提供。面実装部品でありながら1000Vまでの電圧検出が可能で、EVやHEVなどの高精度な高電圧分圧回路に好適だ。

【インバータ用部品特集】目次

インバータ、様々な分野で活用
●KOA シャント抵抗器「SLP」 幅広い抵抗値範囲もつ
スミダコーポレーション 車載用インバータ向け製品拡充