2020.02.25 電子材料各社19年12月期連結、米中貿易摩擦などで減収減益 新年度は5G関連や半導体回復に期待

 12月期決算の電子材料メーカー各社は新年度(20年12月期)に、次世代高速通信規格5Gの本格化や半導体市場の回復などに照準を合わせ、積極的な事業展開を図る。上期(1-6月)は新型肺炎の影響も含め、やや低調な需要推移が見込まれるが、下期(7-12月)からの需要回復を視野に業績の反転を目指す。

 各社の19年12月期連結決算は、米中貿易摩擦や中国の景気低迷の長期化などにより、多くの企業が減収減益となった。特に中国をはじめとする世界...  (つづく)