2023.09.01 【防災の日特集】FDK アルカリ乾電池、100%紙素材の包装パック展開

「サスティナパック」採用の「プレミアムS」

 FDKは、災害時への備えとして、10年保存できる高性能なアルカリ乾電池の備蓄提案を進めている。100%紙素材で包装した「サスティナパック」も展開し、環境負荷の低減を目指した取り組みも加速している。

 日本国内で製造している同社のアルカリ乾電池「プレミアムS」は、高性能と長期保存性能とともに、高品質なのが特徴だ。

 地震や台風などの自然災害に備え、「防災装備には、10年保存のFDK製アルカリ乾電池を!」をキャッチコピ-に、使った分を補充していくローリングストックとともに備蓄を提案している。

 プレミアムSは、放電末期の負極の内部抵抗上昇を抑える「パッシベーションブロック技術」を採用した新製品を3月から発売。コールマンのクアッドマルチランタンを用いた放電実証試験(単1形利用)で、連続点灯時間を従来品に比べて約3割伸ばすなど、さらなる高性能化を図っている。

 大電流から中電流まで幅広い機器に対応した「ハイパワー」、普段使いの機器に適した標準タイプ「ロングライフプラス」でも新技術の採用により、単3形でそれぞれ3割放電性能を高めている。

 また、プレミアムSは、サスティナパックの包装材印刷の一部にバイオマスを配合したインキを使用。環境配慮の「森林認証紙」を包装部材の一部に使用するなど、地球温暖化防止への貢献を目指した対応にも力を入れている。

 同社の乾電池は日本気象協会「tenki.jp 知る防災」公認。同協会が推進する防災・減災プロジェクトに協賛し、防災意識を高める活動も進めている。

 2021年4月からはFMサルースで「ソナエルRadio」のスポンサーとなり、従業員らが出演して日常的に取り組める災害への備えについて語るなど、全社一丸となった活動を続けている。

 乾電池交換式充電器とLEDライト付きラジオ、アルカリ乾電池をセットにした「非常時サポートセット」など、乾電池を軸にした防災・減災の製品も提案している。