欧州最大の映像放送機器展「IBC2023」が15日、オランダ・アムステルダムで開幕した。会期は18日まで。

　世界のメディア、エンターテインメント、テクノロジー業界が一堂に会し、重要な見識を深め、専門知識を共有し、ビジネスチャンスにつながる魅力的なライブ体験を提供する。

　今年はソニーやキヤノン、池上通信機などの日系企業も多数出展しており、世界170カ国以上から1250社を超える企業・団体が出展し、メディアの未来を見据えた革新的な最新の製品やサービスなどが紹介された。

　来場者は4日間で3万7000人以上を見込んでいる。

　基調講演では、NASAジェット推進研究所のクリエイティブ・テクノロジストのマルコ・テンペスト氏が講演。

　カンファレンスも充実。メディア・エンターテインメント業界の幅広い分野から、多種多様な専門家を招き、160以上のセッションに分かれて議論を展開。

　IBCショーケースシアターは、AWSやグーグル、マイクロソフトなどが参加し、急成長する市場セクターの戦略的な内容など、メディアとエンターテインメントの未来における最新の考え方とソリューションを幅広く紹介。

　eスポーツゾーンでは、制作セットアップ、パートナー、ネットワーキングの三つのエリアを通じて、最新のeスポーツ制作ワークフローとテクノロジーを実演。

　そのほかにもパートナープログラムやイノベーション・ステージなどが設けられ、メディア産業の未来などについて議論が行われた。

（18日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）