2020.02.27 【デジタルカメラ特集】パナソニック「S1H」 シネマ品質の映像撮影可能

「S1H」S-R24105(別売)装着時

 パナソニックは、35㎜フルサイズイメージセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ「ルミックスS1」シリーズにおいて、最高画質の静止画撮影ができる上位機「S1R」とシネマ品質の映像撮影ができる「S1H」の2機種を前面に出し、静止画と動画の両面で提案をしている。

 S1Rは、ローパスフィルタレス35㎜フルサイズCMOSセンサーと独自のヴィーナスエンジンを搭載し、画素数4730万画素を実現。4K/60p動画記録に対応するとともに、レンズはライカカメラ社のLマウントを採用。超高解像度の特徴を生かし細部まで忠実に、美しい高解像描写ができ、究極の表現力を求めるプロ写真家の要望に応えられる。

 多彩な写真表現ができる機能も搭載し、ダイナミックレンジの広い写真をHDRディスプレイで鑑賞する「HLGフォト」をはじめ、1億8700万画素相当の高解像写真を生成するハイレゾモードも装備した。

 一方のS1Hは、シネマミラーレスがコンセプトで、業務用デジタルシネマカメラVARICAMで培ってきた高解像映像撮影とミラーレス一眼で培った機動性を集約。シネマ撮影をはじめ、様々な高品質な映像撮影が低コストで実現できる。「映像撮影のプロにも高い評価を得ており、販売が順調に伸びている」(同社)という。

 動画記録も豊富で、世界で初めてセンサー全域を使った6K/24p(縦横比3対2)、5.9K/30p(同16対9)に対応し、10ビット・シネマ4K/60p動画撮影も。シネマ撮影に使われる特殊レンズによるアナモフィック撮影や高画質なままスロー・クイックモーションの撮影もできる。

 マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ最上位機「G9」は高速連写と高画質撮影ができる特徴がある。このほどファームウエアをアップデートし、これまでの人体認識AF(オートフォーカス)に加え、動物認識AFにも対応。動物撮影の際の一瞬も確実に撮影できる。「ファームウエアのアップデートにより販売も順調で、さらに提案を強化する」(同社)としている。

【デジタルカメラ特集】目次

CP+中止 店頭で新モデル訴求を
●パナソニック「S1H」 シネマ品質の映像撮影可能
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