認知症と向き合う患者や家族らの不安を取り除きたい―。NTTコミュニケーションズ（NTTコム）はそうした狙いで、人工知能（AI）で認知機能が低下する状態を簡単に確認できるサービス「脳の健康チェックplus」の有償トライアルを21日に開始したと発表した。急速に進む高齢化を背景に認知症の早期発見と早期予防が求められる中、注目を集めそうだ。

　同日は、国際アルツハイマー病協会が世界保健機関（WHO）と共同で定める「世界アルツハイマーデー」で、この日に合わせてトライアルを始めた。23年度中に法人向けサービスとして展開することも予定している。

　通話料が発信者の負担となるナビダイヤル（0570-012354）に電話をかけて日付や年齢などを尋ねる質問に答えると、回答内容や話し方の特徴からAIが認知機能の状態を判別。五つの脳の健康レベルで、認知機能の状態をチェックして伝えてくれる。結果を得るまでのトータルの時間は6分程度という。
　(後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します)