2023.09.26 【東海・北陸特集】ミハル通信 、FTTHへの円滑な移行サポート

AC100V屋外型光受信器「MSOR-7710」

 ミハル通信は「多様なニーズに対応し、HFCからFTTHへの円滑な移行をサポート」をテーマに、ケーブルテレビ事業者に向けた最新の製品と総合的なソリューションを展示する。

 FTTH化への取り組みに力を入れてきた同社は、HFCインフラを軽減し、FTTHへの移行を加速させる製品として、「AC100V屋外型光受信器」を提案。同光受信器はHFC伝送路の延長増幅器と同等の出力レベルを持っているため、元位置交換することが可能だ。既存のタップオフを利用してFTTH映像信号の伝送ができ、電源がAC100Vに対応しているのでPS(電源供給器)を使用せずに運用できる。

 また、難視聴地域や受信障害が発生した場合の対策に最適なソリューションとして、地上デジタル・FM共同受信用のデジタルチャンネルプロセッサー「MCP-A」も紹介。UHF帯域で放送される地上デジタル放送を受信し、指定の各入力チャンネル間のレベル調整を同一筐体(きょうたい)で行い、指定周波数で送出できる。最大11波のUHF帯域の地上デジタル放送信号に対応する。

 納品後でも、デジタル化により指定設定された入出力周波数の変更や追加への対応が可能。デジタル化で安定生産と高機能化を実現する。

 セミナーでは「ケーブルテレビの強靭化・BCP対策」と題し、デジタルチャンネルプロセッサーを活用した自然災害時などでも伝送システムを維持するための冗長システムや、AC100V屋外型光受信器を使用したHFC巻き取りシステムなどを紹介する。時間は午後1時~午後1時30分。