2023.10.11 マイクロソフトがAIで共創ラボ 神戸に開設、産業創出めざす
テープカットのもよう
日本マイクロソフトは11日、AIを中心とした先端技術を顧客のビジネスに適用する共創施設「Microsoft AI Co-Innovation Lab(コイノベーションラボ)」を神戸市に開いた。産業振興や新規ビジネス創出を図ることを目的に、川崎重工業や同市を中心に、賛同企業・団体からなる運営法人との連携のもと開設された。
ラボは神戸商工貿易センタービル(同市中央区)内に入居。開所式が同日午前に開かれた。施設は、エンタープライズや中小企業、スタートアップなど、規模を問わず、日本・アジアの顧客のビジネスへのAI/IoTなどの技術適用を支援する。
同様の施設は米レドモンドなどにも設置されており、これらグローバルでの実績を基に、日本やアジアでのAIを活用した産業振興を支える。
ラボでは、企画から製品定義、技術リサーチ、アーキテクチャー検討、開発、テスト、商品化という通常のビジネス変革プロセスを大幅に短縮。専任のエンジニアチームが国内外の知見を活用し、顧客の技術チームにガイダンスを提供し、 ビジネスへ迅速に技術適用することを可能にする。
開所式では「デジタルとつながることで新しい価値を生む」(川崎重工の橋本康彦社長)などと期待の声が寄せられた。
(12日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)