2023.10.13 名古屋工大が〝ヨウ化水素サイクル〟開発 太陽光水素生成と電池発電繰り返し可能 カーボンナノチューブを使用

今回開発した太陽光水素生成と電池発電を繰り返すことができるヨウ化水素(HI)サイクル

 名古屋工業大学大学院工学研究科工学専攻(生命・応用化学領域)の石井陽祐准教授と川崎晋司教授は、太陽光水素生成と電池発電を繰り返し行うことができる新しいエネルギーサイクルを開発した。

 水素生成の対になる酸化反応にヨウ化物イオンの酸化を利用することで、必要なエネルギーを小さくして高効率グリーン水素生成を実現。また、この水素生成の副生成物であるヨウ素分子を単層カーボンナノチューブ内に取り込んだものを電極とする電池による発電に成功し...  (つづく)