パナソニックは、クリーンドックを採用したセパレート型コードレススティックの掃除機3機種を11月下旬より発売すると発表した。大容量バッテリー搭載で長時間運転を実現した「MC-NX700K」、掃除性能を向上させた「MC-NS100K」、フローリング特化型の「MC-NS70F」で、多様化する使い方に合わせ商品を開発した。3機種合計で月産1万5000台を目指す。

　同社は2021年に業界で初めてクリーンドック(自動ゴミ収集機能)搭載セパレート型タイプを発売。ダストボックスを本体から切り離し、充電スタンドと一体化したことで、ゴミ捨ての手間が省けメンテナンスが簡単になった点が好評を得て、累計販売台数13万台を達成した。今回の新商品はセパレート型タイプの第2弾。

　MC-NS100Kは従来品のMC-NS10Kにフローリングの掃除性能を高めた「フローリングの菌までふき掃除」を搭載。さらにクリーンドックの運転音を約4デシベル低減した。工具なしでバッテリーの着脱もできるようにした。ファミリー世帯などをターゲットに提案する。

　MC-NX700Kは郊外戸建てのような広い住居の使用も考慮した長時間駆動バッテリーを搭載。強モードで約10分、ロングモードでは30分以上使用できる。また、ナノイーX搭載で紙パック内を除菌、脱臭。リビングに安心して設置できる。1戸建て世帯の消費者をターゲットとする。

　MC-NS70Fは新開発の「動くノズル」を搭載。ノズルの羽根の部分が左右に動き、部屋のすき間や家具の脚まわりなど隅々まで掃除できる。また、マンション、アパートなどに多い、フローリング面積が多い住宅に便利な仕様とした。単身などの世帯を焦点に提案する。

　メーカー希望小売価格はオープン価格だが、想定売価はMC-NX700Kが8万円前後(24年3月下旬発売)、MC-NS100Kが6万5000円前後(11月下旬発売)、MC-NS70Fが5万5000円前後(11月下旬発売)。

　(26日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します)