2023.10.31 【石油暖房機特集】ダイニチ工業 石油FH「ERタイプ」、空間に調和するフォルム

個室向けデザインモデル「ERタイプ」

 ダイニチ工業は、個室向けモデルでデザインにこだわった石油ファンヒーター「ERタイプ」を直販サイトで売り出した。最上位機「SGXタイプ」と合わせ、幅広いニーズに応えるラインアップを展開していく。

 ERタイプは空間に調和するスクエアフォルムで、温風の吹き出し口は目立たないように前面パネルと一体化。トレンドカラーのマットな白黒の2色をそろえ、「石油ファンヒーターに見えない」デザインを実現した。

 機能面では、タンクの上下に取っ手がある「タンクWとって」に加え、ワンタッチで給油口を簡単に開閉できる「ワンタッチ汚れんキャップ」を採用。センサーで室温を検知して燃焼量を自動制御する省エネ運転モードも備える。プレミアムマットホワイトとストーンブラックの2色展開で、価格は税込み3万3000円。

 今年のSGXタイプは、以前からの素早く部屋を暖める機能「オートターボ運転」を強化した「オートターボEX運転」を新たに搭載した。燃焼開始後、室温が15度以下の場合には自動で最大火力を10~15%高めることで、より早く部屋を暖めることができる。

 設定温度プラス2度で自動消火、マイナス1度で自動点火する「ecoおまかせモードプラス」や、長い時間部屋に人がいない場合に省エネ運転を行う「省エネセンサー」も備えた。

 これら二つを組み合わせた「Wエコプラス」運転により、快適な暖かさを保ちながら、無駄を省いた運転を行う。

 同社は、石油ファンヒーター全機種にセンサーを生かした省エネ機能を搭載し、エネルギー価格の高騰によって強まっている省エネ志向に応えていく構えだ。