2023.10.31 【石油暖房機特集】トヨトミ 石油FH、人感センサーやエコモード搭載

石油ファンヒーター人感センサーモデル「LC-S36N」

 トヨトミは、人感センサーやエコモード、エコバーナーの搭載によって節約運転ができる石油ファンヒーターを主力機種として販売している。

 電気を使って灯油を燃焼させ、ファンで熱を部屋全体に行き渡らせる石油ファンヒーターは、温風の温度がエアコンより高いとされ、部屋を素早く暖められる。

 物価高の影響で、石油・電気代を節約できる機能が注目されている。人感センサーモデルは、無駄な暖房、消し忘れを防止する人感センサーを搭載。約5分間、人がいないと自動で弱燃焼に切り替わり、25分で自動的に消火する。

 エコモードは、ウオームビズで推奨される20度まで1度ずつ室温を下げていくため、寒さを感じにくい。

 トヨトミのエコバーナーはバーナー内の自己燃焼熱を次なる燃焼のためのエネルギーにすることができるポット式を採用。消費電力を抑えて燃焼できる。

 消火時に臭いのもととなるノズル内の灯油を残しにくい構造で、強い臭いの発生を抑制する消臭システムも搭載している。

 最大暖房出力は灯油3.6~1.02kW。木造10畳まで。人感センサーとエコモードで、灯油と電気代を年間8400円ほど節約できると試算する。

 ほかにも、石油ファンヒーターと電気セラミックヒーターのハイブリッドヒーター、遠赤外線や赤外線+微温風のアンティークモデルをラインアップ。

 デザインを重視したインテリア性の高い暖房機も開発しており、ペレットストーブ「vifu(ヴィフ)」、自衛隊仕様ストーブ「宿営暖房I型」、GEAR MISSION赤熱対流形モデル「RR-GER25」の3製品が2023年度グッドデザイン賞を受賞した。