2020.03.10 【スイッチ特集】オータックス ロータリDIPスイッチ「KZシリーズ」 コストを約30%削減

「KZシリーズ」

 オータックスは、74年創業の産業用スイッチメーカー。現在はディップ(DIP)スイッチのトップメーカーとして、卓越した接点技術と高いコスト競争力、豊富な製品ラインアップにより「DIPスイッチのオータックス」としての評価を確立している。

 現在、DIP(デュアル・インライン・パッケージ)スイッチの操作方式では、スライド、ピアノ、ロータリの各方式、またフルピッチ、ハーフピッチ、シングルラインタイプのSIPスイッチなど、1500品種以上の豊富な品種を誇る。

 新製品として、このほど販売を開始したロータリDIPスイッチ「KZシリーズ」は、KUシリーズの後継機種。

 外観・寸法はKUシリーズと同等ながら部品点数の削減、組み立ての自動化などでコストを約30%削減している。切り替え操作性も構造の変更で、安定したメリハリのあるクリック感を実現。

 さらに、自動組み立てによる生産効率の向上で、納期の短縮と品質の安定化を図っている。端子形状はスルーホールと面実装を完備している。

 スライドDIPスイッチ「KSシリーズ」「KHSシリーズ」は顧客ニーズに応え、100pcsのリールパッケージ品もラインアップに加え、少量単位での販売ができるとし、幅広い顧客ニーズに対応している。

 一方、操作用スイッチ「Vシリーズ」「Lシリーズ」では、ハーネス加工対応も可能としている。スイッチ加工からハーネス加工まで一貫した工場で大量生産することによって、コスト削減やリードタイムの短縮を実現する。

 同社は、操作スイッチはカタログ品販売だけではなく、顧客から必要とされる状態で商品を提供することにより、顧客へのサービスをいっそう強化していく。

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