2020.03.11 がんを指紋認証のように認識・標識化 理研が成功 生体内のがん組織を識別する新たな診断法へ

 理化学研究所(理研)は、人工糖ペプチドを細胞上で合成することにより、指紋認証のようにがん細胞をパターンで認識し、そのパターンを利用してマウス体内で特定のがん組織の標識化に成功した。

 17年に今回の研究チームのメンバーは、細胞表面上でRGDyKペプチドと細胞表面の接着分子インテグリンの「強い」相互作用と、糖鎖と受容体レクチンの「弱い」相互作用を利用した細胞認識技術を開発。

 今回、同技術を一般化するため、...  (つづく)