2023.11.14 NTT版生成AI「tsuzumi」初披露 武蔵野研究開発センタでフォーラム開幕
NTT版の大規模言語モデル「tsuzumi」が来場者の関心を集めている=13日、東京都三鷹市のNTT武蔵野研究開発センタ
NTTの最新の研究開発成果を展示する「NTT R&Dフォーラム2023」が14日、東京都三鷹市のNTT武蔵野研究開発センタで開幕した。1日に発表したばかりのNTT版大規模言語モデル(LMM)「tsuzumi」が初披露され、来場者の関心を集めている。会期は17日まで。
今回は、NTTグループが掲げる光技術による次世代情報通信基盤「IOWN(アイオン)」を実現するサービスを中心に約100の展示を用意。端末からサーバーまで全てを光信号で伝えるオールフォトニクス・ネットワーク技術(APN)やtsuzumiなど最先端の技術を紹介している。
APNはIOWNの中核技術で、会場では今年3月から商用サービスが始まった初のネットワークサービス「APN IOWN1.0」を披露している。
来年3月から商用サービスとして展開予定のtsuzumiは、具体的な活用事例を含め複数のブースを開設。性能の指標となるパラメーター数は6億と70億、米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」(GPT-3)の1750億に比べ大幅な軽量化を実現したtsuzumiをいち早く体験できる。
(15日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)