2023.11.15 【Inter BEE特集】新4K8K衛星放送開始から5年 A-PABが普及拡大でキャンペーン 放送事業者や家電店などと連携

 新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数が9月末累計で約1748万台となった。

 今年12月1日で、新4K8K衛星放送の開始から5年を迎える。

 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)では、12月から「スゴいぞ、4K・8K」と銘打ち、放送事業者やメーカー、家電量販店や電器店といった関連する業界などと連携して「テレビを買ってもらう」「番組を見てもらう」ために、大々的なキャンペーンを行う。

 A-PABでは、このキャンペーンにより年末商戦に弾みをつけ、一人でも多くの視聴者に新4K8K衛星放送を楽しめるよう、業界を挙げて取り組みを強化していく考えだ。

番組ガイド開設

 新4K8K衛星放送の普及拡大の一環として、今年4月からA-PABのホームページに「新4K8K衛星放送 番組ガイド」ページを開設しており、各チャンネル一押しの4K・8K番組が分かりやすくなっている。毎月1日におすすめ番組が更新されている。

 また、衛星放送の魅力を訴求するために、「衛星放送」を一緒に見ることを通じて得ることが出来る共感や絆を描いた、女子高生3人によるショートムービー「青春はいつだって、高画質 衛星放送。」も公開している。

 視聴に関しては、①パラボラアンテナ②ケーブルテレビ③光回線の三つの方法で視聴できる。

 さらに、国内で制作・公開の優れた先進映像コンテンツを表彰する「ルミエール・ジャパン・アワード」の4K部門・8K部門において、今年度はA-PABが共催している。

 主催は、先進映像協会の日本部会(AIS-J)。日本の先進映像の制作技術やコンテンツ表現を教育・啓発・表彰活動を通して発展・普及させることを目的とした業界団体だ。今年の授賞式は15日に、Inter BEEの会場で開催する。

 両団体が共催することで、良質な4K・8Kコンテンツの拡大と品質向上を図る。