2023.11.23 名古屋モビリティショーが開幕 26日まで 世界的EVシフト実感

多数の人が詰めかけた名古屋モビリティショー

レクサスのBEV専用モデル「RZ」レクサスのBEV専用モデル「RZ」

ヒョンデの「アイオニック5」ヒョンデの「アイオニック5」

 【名古屋】中部最大級のモビリティ展「名古屋モビリティショー2023」(主催=中部経済新聞社など)が23日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開幕した。26日まで。国内外の四輪・二輪車メーカーから計31ブランドが出展し、電気自動車(EV)など最新技術が一堂に会する。

 2019年以来4年ぶりの開催で、「名古屋モーターショー」から名称を変更し、コンセプトカーや最新の市販車を展示して、自動運転や安全安心を体験できる試乗会もある。会場では、レクサスやヒョンデなどのEVの乗り心地を確かめる来場者であふれていた。

 事務局は「家族連れやファミリー層で盛況。今日はトヨタが稼働日で人が少ないものの祝日でモビリティーショーを待ちわびていた感がある。世界的なEVシフトを肌で感じられる」と来場を促している。

 レクサスはBEV専用モデル「RZ」が注目されていた。家庭の充電スタンドと工事代は無料、急速充電スタンドも全国に配備するなどインフラを充実させている。バッテリーは5~10年乗っても9割程度使用でき、中古車としての売買も可能とみている。

 ヒョンデは世界的に導入が進む「アイオニック5」の先進性を受け継いだコンパクトSUV「コナ」を紹介。補助金を活用しながら安価な価格帯で購入できるモデル。EVをバッテリーの性能が上がっているため一充電(バッテリー容量64.8kWhのVoyage)の走行距離は625キロメートルで、長距離運転や街乗りにも対応、1週間に1回程度の充電で済むという。
(後日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)