2023.11.29 近畿大学が感染リスク推算シミュレーションモデルを構築 新型コロナクラスターの実例データもとに
長距離・接触感染シナリオにおける感染対策や唾液中ウイルス濃度と発症者数の関係
近畿大学は10日、オフィスで新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)のクラスターが発生した実例に基づき、感染経路別のリスクを推算するシミュレーションモデルを構築したと発表した。大人が長時間を過ごす環境では、全員がマスクを着用していても長距離エアロゾル感染によるクラスターの発生可能性が示された。マスク着用や換気量の増加がリスク低減に効果がある一方で、長距離エアロゾル感染を十分に防ぐことはできないことも分かった。
新型コロナ... (つづく)