2023.11.29 【産業用ロボット/産機・ロボット用部品特集】三菱電機 直感的な操作で簡単にプログラミング可能な協働ロボットを投入

協働ロボット

 三菱電機は、FAシステム事業拡大の一環として産業用ロボット事業を展開している。

 主力製品として協働ロボット「MELFA ASSISTA」を市場に投入している。独自のプログラム作成ツール(エンジニアリングソフトウエア「RT VisualBox」)のブロック図を用いることで、直感的な操作で簡単にロボットシステムのプログラム作成が可能にした。ロボットアーム上に搭載した専用操作ボタンで、ロボットへの教示作業(動作の記録・再生作業)を可能にし、これまで必要だったティーチングボックス(プログラム作成や実作業の動作を記録・再生するための入力・操作装置)が不要になった。

 同社は、MELFA ASSISTAの市場投入に伴い「MELFA協働ロボットパートナー会」を発足した。パートナー企業が開発したロボットハンドやカメラなどの周辺機器であれば、RT VisualBoxでより簡単に接続設定が可能になる。

 AMR(自律走行型搬送ロボット)では、ソフトを開発・製造・販売するカナダのクリアパス・ロボティクス社への出資契約を今年5月に結んでいる。

 「国際ロボット展」には、FA総合メーカーとしての強みを生かし、Flexible&Sustainableを実現したリチウムイオン電池製造工程のほか、FA製品・ソフトも含めたロボティクス・DXの取り組みを紹介する。