2023.12.04 大型屋根構造で発電量最大3分の1増 京セラ「ルーフィル」 ソーラーカーポートシステム
設置のイメージ
京セラは、大型屋根構造で発電量が最大33%増加するソーラーカーポートシステム「Roofill(ルーフィル)」を発表した。
太陽光発電は、設置に向いた場所が次第に少なくなっていることや、環境面の影響が課題。そうした中、ソーラーカーポートは、既にある駐車場が活用でき、地域との共生もしやすいため、補助金が設けられるなど近年、注目を集めている。
駐車場の限られた面積を最大限に活用し、導入企業の再エネ導入量の増加に貢献すべく、独自の大型屋根構造で、駐車場での発電量を最大化させるもの。
京セラとしては初の分野。京セラ製太陽光パネルを搭載し、生涯発電量も約12%増加。分散型システム設計で、レジリエンス性を強化している。
カーポートユニットごとに分散したシステム設計も可能。独立した発電・送電で、災害時など万一システムが停止した際のレジリエンス性を高めることや、影などに配慮した設計も可能。稼働時の発電ロスを最小限に抑える。
(5日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)