2023.12.05 米エヌビディア、日本のロボット産業に期待も R&D拠点設置へ 経産相との会談で表明
エヌビディアへの期待を語る西村氏
来日中の米エヌビディアのジェンスン・ファンCEOが5日、西村康稔経済産業相と経産省で会談し、日本にAI(人工知能)関連の研究開発拠点を設ける考えを示した。エヌビディア側によると時期や規模は未定だが、ロボティクス向けのAIなどに関心を持っているようだ。
フアン氏は会談で日本での取り組みについて、研究拠点、スタートアップ、AI人材育成・教育の3分野を挙げて「日本に投資したい」とし、GPUについてはソフトバンクやさくらインターネットへの安定供給について「しっかり対応する」との考えも示した。
西村氏は会談後の記者会見で、大規模言語モデルの開発に加えて、日本が高いシェアを持つロボティクス向けで、同社が日本でのAI開発に強い期待感を寄せていることを紹介。産業技術総合研究所との関係もかねて持っていることから、「産総研はまさにロボティクスも計算基盤もあり、またGPUの供給も受けている」と期待した。