2023.12.16 量子の人材、4万人規模で育成へ IBM、東大・慶大など日米韓で

量子教育活動の支援に向けて協力の発表

 米IBMは14日、慶応大や東大など日米韓の5大学と、量子教育活動の支援に向けて協力すると発表した。各参画大学との協業を組み合わせて教育プログラムを提供予定で、今後10年間で最大4万人の学生を教育。量子人材の育成やグローバルな量子エコシステムの成長促進を目指す。

 先にあった日米韓3カ国の首脳会議(キャンプ・デービッド合意)以降、経済やハイテク、健康、サイバーなど、さまざまな分野の協力が打ち出されており、その一環ともなる。

 協力するのは両大学とシカゴ大学、延世大学、ソウル国立大学。駐日米・韓各大使も歓迎し、慶應義塾の伊藤公平塾長や東大の藤井輝夫総長は「量子ネイティブ」の人材を育成していく方針を示した。

 
(19日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)