2023.12.22 無許諾の「学習」は著作権侵害の可能性 文化庁、生成AIと著作権で素案

 文化庁は20日、生成AI(人工知能)と著作権の在り方を検討する文化審議会の小委員会で、許諾がないままでの機械学習が著作権侵害になり得る例があるとの考え方を盛り込んだ素案を示した。いわゆる「フリーライド(ただ乗り)」に歯止めをかける形だ。素案をもとに今後議論し、年度内にまとめることを目指す。

 この問題を巡っては、日本新聞協会などが著作権法改正も含めて法制度の整備を求めているが、文化庁は「考え方」で企業らに指針を示す形で、態勢を...  (つづく)