2024.01.01 【24年家電市場展望】ユーザー視点で差別化商品創出、高付加価値のビジネス展開へ
24年の家電市場は「省エネ」をはじめさまざまな視点で市況回復に期待できる
家電市場は、2023年度に巣ごもり消費の反動や、消費行動の変化(外向き消費の拡大)の影響を受け、全般的に厳しい展開を強いられた。23年後半戦あたりから、回復傾向を見せ始める製品も出てきた。家電・設備各社は、多様化する顧客ニーズに迅速な対応を図る製品戦略を強化し、不透明な状況が続く中でも強靱(きょうじん)なモノづくり体制を固め、乗り越えていく。
近年の市場環境は、さまざまな要因が複雑に絡み、アップダウンが激しくなっている。昨年... (つづく)