2024.01.04 【家電流通総合特集】SCEAが「Sマーク」認知度拡大めざす

Xで実施しているキャンペーン

Xでキャンペーン展開
小学校に教本も

 「Sマーク」を運用する電気製品認証協議会(SCEA)は、消費者の認知度拡大を目指した活動を強化している。2023年11月からはX(旧ツイッター)でキャンペーンを展開。アカウントをフォローし、Sマーク認証製品の写真とともにコメントを投稿することで、人気の高級トースターなどが抽選で当たる。

 また、家電に関する相談などが寄せられる全国の消費生活センターで、窓口業務の担当者を対象にしたセミナーの実施を目指すなど、新たなアプローチも進めている。

 SCEAは22年からXによる情報発信に取り組み、フォロワー数は6600人を超えるなど徐々に増えてきた。さらなる拡大を目指して今月15日まで実施しているのが、「安心安全のマークといったら!Sマーク!お家のSマークを探してポストしよう!」キャンペーンだ。

 Sマークの認知度は、20年の25.3%が22年には31.0%に上昇したものの、まだ低い。

 平井雄二事務局長は「メーカーや流通関係者へのアプローチばかりでは広がりきらない。消費者が電気製品を購入する際に価格だけでなく、Sマークを頼りに安心・安全な製品を選んでいただくためには、もっと認知度アップを加速する必要がある」と話す。

 また、全国小学校家庭科教育研究会を通じ、小学校の家庭科授業で活用してもらおうと、漫画で分かりやすくSマークを説明する子ども向け教本を作成。24年中には活用を始めたいという。

 消費生活センターへのアプローチも、認知度拡大に向けた新たな取り組みの一環。窓口業務の担当者に、安全認証であるSマークを正しく理解してもらうことで、消費者から家電の安全性に関する問い合わせがあった際にSマーク製品をアドバイスできるようにしたい考えだ。24年中には担当者を対象としたセミナーを実施できるように調整している。

 一方で、IoT機器に関するガイドラインの整備にも動いている。IoT化による遠隔操作で、ドラム式洗濯乾燥機やロボット掃除機などではどういったリスクが想定されるのか、メーカーとともにユースケースのシナリオを作成。安全配慮設計や取扱説明書への記載による消費者に対する周知を図っている。