2024.01.05 【世界の主要電子・情報通信展示会特集】COMPUTEX AIを柱に次世代通信など披露

昨年の「COMPUTEX」には159カ国から約5万人のグローバルバイヤーなどが参加した

 世界的な注目を集めた昨年の台北国際コンピューター見本市「COMPUTEX」には計1000社が出展し、約5万人のICT関係の専門家、起業家(スタートアップ)、プロのバイヤーや海外メディアが参加した。2024年は人工知能(AI)を主軸とし、6月4~7日に南港展覧館1、2号館で開催される。

 マーケティングリサーチ会社IDCの予測によると、26年のAIシステム関連ソフトウエア、ハードウエアサービスの支出は、全世界で3000億ドルを超える。22~26年の年平均成長率(CAGR)は26.5%に達するという。

 世界的なAIコンピューティングのトレンドが幅広い産業分野に広がり続けていることを踏まえ、「COMPUTEX2024」は▽AIコンピューティング▽次世代通信▽未来のモビリティー▽拡張現実▽イノベーション▽グリーンIT・サステナビリティーの6テーマを設定。

 また、「AIコンピューティングとシステムソリューションゾーン」「パーツとバッテリーの蓄電活用ゾーン」「スマートモビリティーゾーン」といった将来性・成長潜在性のある展示ゾーンが新たに設けられる。

 COMPUTEXの一環として設置されるイノベーションとスタートアップの展示ゾーン「InnoVEX」は国際基準を満たすプラットフォームの一つであり、スタートアップにとっては量産パートナーや海外販売チャネルを見つけるチャンスが得られる場だ。

 昨年のCOMPUTEX Keynotes&Forumでは大手企業のCEOによる講演が行われ、業界にインパクトを与えた。

 今年も大手テック企業やエグゼクティブを講演者に迎える。テクノロジーの今後に対する講演者の洞察を共有し、AI、システムインテグレーション、データサイエンス、IoTなどの分野の理解を深め、異業種交流と知識の共有を促進する。

 詳細は、COMPUTEX公式サイト(www.computextaipei.com.tw)、InnoVEX公式サイト(www.innovex.com.tw)で確認できる。