2024.01.10 【電子部品総合特集】全国電子部品流通連合会 各地区協議会の24年取り組み 中・四国電子制御部品流通協議会(CSEP)中野 和久会長

中野 会長

親睦と結束でさらなる会員強化

 昨年は電子部品、制御部品も品不足が昨年後半から今年前半は緩和方向で納期18~24カ月が6カ月くらいに短縮されつつある。今まで以上にメーカーと協力して産業分野へのパイプ役として円滑な商品供給と迅速な情報伝達を目指し、流通市場の正常化推進を図る。

 今年は、半導体工場の国内回帰が進み、熊本に建設中のTSMCが2月に開所するなど、半導体の供給量は格段に増加して需要への対応が改善されると考える。反面、コロナ禍の反動による人手不足、物流・運送業界のいわゆる「2024年問題」や、コスト増などの影響で悪化の予測もある。

 広島では、サンフレッチェの新サッカースタジアムを含むHIROSHIMAスタジアムパークが2月にオープン。再開発の広島駅が来年春オープン。また、市内の中心地にある市営駐車場一帯の再開発が昨年12月にスタートして31階建て高層ビルが27年に建つなど、中・四国地方に新しい活力が生まれる。

 CSEP会はコロナ禍で活動できなかった分を取り戻すべく昨年1月の新春賀詞交歓会、4月の定時総会では専門の講師を招いて相続などの講演を行い、9月は料亭にて会員同士の親睦と結束を強化した。

 毎月1回の定例会では、メーカーの製品説明や新聞社のプレゼンを8回行い研修会や勉強会を実施。5月には正会員で1社の新規入会があり、正会員25社、賛助会員3社、報道2社と増強した。今年もさらなる会員増強を図る。

 今年の新春賀詞交歓会は、JEPの屋宮芳高会長を招いた。JEP会員とCSEPとの大同団結により、組織活動を強化する。