2024.01.08 CES会場のベガスへ 道中で感じる「ニホン愛」

経由地のミネアポリスの空港。東京の代表的景観はアキバ

ラスベガスでは空港にCESの特設カウンターがラスベガスでは空港にCESの特設カウンターが

 エレクトロニクス業界、また世界のテック関連企業が最も注力し、技術動向の先行きを占う展示会「CES」。米ラスベガスに世界から十数万人が来場し、プレスも数千人規模になるという最注目のイベントだ。

 電波新聞社は例年、取材班を組んで、日系企業を中心に内外の動向をウオッチし、現地発の情報を読者にお届けしている。

 今回も取材班は十数時間のフライトを経て、現地時間6日夜(日本時間7日昼)に、「ハリー・リード国際空港」に到着。空港内の専用モノレールを利用し、手荷物のターンテーブルで待っていると、やはり海外プレスと思われる団体が散見される。空港内のCES受付の特設ブースで、入場パスを入手。ここでも、出展者やプレスを含め、関係者が列を成していた。これから約1週間、都心部はCESで彩られることになる。

 通称「ストリップ」と言われる繁華な一角に近いホテルへ。ネオンが夜を飾り、都市全体がまるでテーマパークのようだ。タクシー運転手は片言ながら日本語を話し、愛想よく街の紹介を語る。

 そういえば、経由地の空港で話した航空会社の米国スタッフは「ドラエモンとイッキューサンで、ニホンゴを学びました」と。意外なところで日本語の存在感、そして日本への好意を感じた道中でもあった。