2020.04.03 理研、東大などが表面弾性波で「スキルミオン」生成  発熱抑え成功を確認

 理化学研究所(理研)、東京大学などの共同研究グループは、「表面弾性波」と呼ばれる物質表面を伝わる超音波により、発熱を抑えながら「スキルミオン」を生成することに成功し、生成過程を明らかにした。

 次世代の低消費電力・高密度・不揮発性のメモリー素子の研究が盛んに行われている。その候補の一つがスキルミオンと呼ばれる粒子状のスピン構造だ。スキルミオンは、中心のスピンと外側のスピンの向きが反対であり、その中間部分はスピンの向きが連続的に...  (つづく)