2024.01.22 メディア・エンターテインメント業界、インカメラVFX導入加速 表現の自由度高め効率化 制作業界の課題解決

NHKは、「どうする家康」の実際の撮影で使われたCGをベースに、10分の1スケールのミニチュアセットで大河ドラマの収録現場の環境を再現し、インカメラVFXをデモした(昨年のInter BEE)

 ハリウッドをはじめメディア・エンターテインメント業界では、バーチャルプロダクション(VP)「In-Camera VFX(インカメラVFX)」の導入が加速。新たなテクノロジーとの融合で映像表現の自由度を高められるだけでなく、環境負荷の低減など、これまでの映像制作業界のさまざまな課題解決に貢献すると期待されている。

 近年、VP市場ではグリーンスクリーンの代わりにLEDディスプレーが活用されている。LEDテクノロジーの進歩で色の精...  (つづく)