2024.01.24 選挙干渉など防止訴求 オープンAI、生成AI「フェイク」対策

 Chat(チャット)GPTを手掛ける米オープンAIは、生成AIを選挙干渉などに悪用されないようにする対策に取り組んでいると、ブログで公表した。米大統領選をはじめ大きな選挙が相次ぐ「選挙イヤー」とされるだけに、公的機関との協力なども進める姿勢を強調した。

 生成AIでは、候補者になりすまして、本人そっくりの偽映像や音声を作成するディープフェイクなどが課題になっている。同社はAIで生成されたとわかるアイコンを表示する計画。また、全米州務長官協会(NASS)と協力。ユーザーが特定の選挙関連の質問(たとえば「どこで投票するか?」など)を投げかけた場合、同協会のサイトに誘導などするという。

 こうした取り組みはほかの国や地域の選挙でも参考になるとみている。

 (25日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)