2024.02.07 ペロブスカイトで産官学連携訴求 神奈川知事「ここからエネ革命、ノーベル賞を」と期待

左から黒岩知事、宮坂教授、原社長

 工業技術の見本市「テクニカルショウヨコハマ2024」が7日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で始まり、オープニングセッションで、ペロブスカイト太陽電池をめぐって、黒岩祐治神奈川県知事や、宮坂力桐蔭横浜大特任教授、マクニカの原一将社長が特別対談を披露した。

 同社はかねて、ペロブスカイト太陽電池を活用したソリューションの実証などを進めている。対談ではそれらも踏まえ、脱炭素に向けた官民学の連携について意見を交換した。

 宮坂教授は、ペロブスカイト太陽電池の耐久性などを確認する実証実験を近く、横浜港の大桟橋付近で始めることも説明。塩害もあるような地域での取り組みは世界でも異例という。黒岩知事は「神奈川発の技術でもあるペロブスカイトや、マクニカのソリューションを組み合わせればエネルギー革命が起こせる」とエールを贈った。「先生はいずれノーベル賞をとる」とも期待した。

 (8日以降の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)