2024.02.14 楽天グループの23年度決算、売り上げ2兆円突破も赤字3394億円

 楽天グループが14日発表した2023年12月期連結決算は、最終損失が3394億円の赤字となった。赤字幅は、過去最大だった前年同期(3772億円)から改善したが、20年に本格参入した携帯電話基地局の建設に伴う投資が財務を圧迫する構図が続いている。一方、売上収益(売上高)は前年同期比7.8%増の2兆713億円と初めて2兆円を突破した。

 携帯電話事業の売上収益は同3.9%増の3645億円だったが、営業赤字は3375億円。ただ赤字幅は同1417億円縮小した。三木谷浩史会長兼社長は「契約回線数増で売上収益は力強く成長している。24年に黒字化し、国内ナンバーワンキャリアを目指す」と意気込んだ。

 (15日以降の電波新聞/電波新聞デジタルで掲載予定です)