2024.02.28 日立GLSがAR技術の掃除アプリ公開 有楽町「ベータ」に体験コーナー

公開したアプリは、掃除機にスマホを付けるだけで掃除した場所がゲーム感覚で可視化できる

 日立グローバルライフソリューションズは28日、拡張現実(AR)技術を使ったスマートフォン用の掃除アプリの試作版を公開した。掃除機に取り付けたスマホの画面にアプリを通して床面を映し出すと、実際に掃除した箇所が色分けされて表示されるもので、ゲーム感覚で楽しめる演出もある。同日から東京・有楽町の体験型店舗「b8ta(ベータ)」で実際に体験できる。

 公開した掃除アプリ「ARおそうじ」は、実際の風景にデジタル情報を重ね合わせて表示するAR技術により、床面の掃除した箇所を可視化できるようにする。専用のホルダーで掃除機にスマホを取り付けるだけでよい。あらかじめ部屋の形を登録することで、部屋のどこにいるか、どれくらい掃除できたかを俯瞰で確認することもできる。掃除を楽しむ演出もあり、掃除するほど木の実が集まり、掃除が終わると、掃除した軌跡や獲得した木の実の数、コメントなどが付く。

 同社では「掃除の楽しさや達成感を感じられる新たな体験を提案したい」としている。商品化は未定で、まずは消費者の声を聞きながら開発を進めていく計画だ。

 (29日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)