2024.03.07 万博 クウェート館起工式 参加通じ日本、世界との強固な関係へ

万博会場で行われたパビリオン建設の鍬入れ

 来年の大阪・関西万博に参加するクウェートのパビリオン起工式が7日、万博会場となる大阪市の夢洲で行われた。5日には東京でパビリオンのデザイン発表会があった。パビリオンのテーマは〝Visionary Lighthouse〟。タイプAのパビリオンは敷地面積3503平方メートル、建築面積2164平方メートル、延床面積3485平方メートルの規模。同国の豊かな文化、歴史と未来を提供する灯台の役目を果たすとしている。

 起工式にはサーミ―・アル・ザマ―ナーン駐日大使、パビリオン総責任者のサレム・アル・ワティヤン代表、日本国際博覧会協会の櫟真夏副事務総長らが出席。

 ザマーナーン大使は「パビリオンはクウェート、日本の両国発展の役割を果たすと信じる」とあいさつ。ワティヤン代表も「参加を通じクウェートと日本、クウェートと世界の強固な関係を築きたい」と万博が果たす意義を強調。

 起工式に出席したクウェートのある万博関係者は、課題が多いとされるパビリオン建設について「完成までの1年間は困難なこともあろうが、日本政府や万博協会のサポートを信じている」と日本の関係機関への期待を示した。7日着工、25年3月竣工予定。

 (11日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)