2024.03.11 賃貸物件を後付けでオートロックに パナソニック、業界初の無線インターホンを発売へ

小規模マンションやアパートを後付けでオートロック物件にできる無線インターホン「AirEZ」

 パナソニックエレクトリックワークス社は、小規模マンションやアパートを後付けでオートロック物件にできる無線インターホン「AirEZ(エアイーズ)」を7月21日に発売する。業界初の製品で、オートロックがない賃貸物件のうち、まずは10万戸への普及を目指す。

 エアイーズは、ロビーインターホンと各住戸をつなぐ幹線配線をワイヤレス化することで、費用を抑え簡単にオートロックにできる。無線通信は1.9GHz帯の「DECT準拠方式」を採用し、無線LANを用いたワイヤレス機器との干渉がなく、クリアな映像・音声通話ができる。

 共用部に設置するワイヤレス送受信器と各住戸前にあるドアホン子機が無線通信。ドアホン子機と室内のインターホン親機間は既設の2線式配線を利用するため、各住戸内に入室することなく現地調査ができる。最大45戸まで対応可能。

 既存集合住宅のオートロック化への対応は住戸内親機に新規配線を引き込むなど、手間やコストがかかるため、ハードルが高い。現状、賃貸物件の70%(約100万戸)はオートロックが付いていないという。

(後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)