2024.03.27 【関西エレクトロニクス産業特集】パナソニック 「エオリア」Xシリーズ 新たな交流活動展開 省エネ、清潔性など訴求

「エオリア」Xシリーズ

 パナソニックは、ルームエアコン「エオリア(Xシリーズ)」で1月から「10年使うものだから 省エネも 清潔も」をコンセプトに新たなコミュニケーション活動を展開中だ。

 同社がエアコンの購入意向者に対して「購入時の重視点」を調査したところ、1位が「省エネ技術が高い」、2位が「エアコン内部の自動洗浄能力に優れている」、3位が「商品の耐久性が高い」という結果となった(2023年12月、パナソニック調べ)。

 エオリアXシリーズは、昨今の生活者のニーズに合わせ、快適性をはじめ、省エネ性、清潔性、高品質を実現する。

 長く使う家電だけに、安心して使ってもらえるよう、高品質なモノづくりに力を入れている点も積極的に訴えていく。

 同社は、エオリア「品質試験」ウェブムービーをサイトで公開中。開発時には実使用よりも厳しい環境で1000を超える品質試験を実施しており、極寒や暴風暴雨を想定した室外機の耐久試験など、さまざまな検証を紹介している。

 エオリアを生産する草津工場(滋賀県草津市)では国内の多様な顧客のニーズに応えるため、昨年6月に空調・給湯・暖房事業の研究開発の中心となる草津新棟を建設し、稼働を始めた。高気密、高断熱なZEH(ネットゼロエネルギー)住宅を再現した住環境試験室や自然冷媒の性能評価室など最新鋭の設備を導入し、環境技術開発を強める。

 また、高級、中級モデルのエアコン生産を中国から日本に移管し、納品までのリードタイムを約4分の1に短縮。さらに部品の共通化・モジュール化で部品点数を約3割減らし、開発およびモノづくり工数を大幅に削減するなど、最適な開発生産体制の構築で高品質なモノづくりに取り組み、市場のニーズに応えている。