2024.03.27 【関西エレクトロニクス産業特集】きんでん 大阪・関西万博に協賛 会場の省エネなど2つの実証実験を行う

 きんでんは「優れた設備とサービスを創造し、社会のインフラを支え、明るく豊かな未来の実現に貢献する」という企業理念の下、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に賛同。未来社会ショーケース「グリーン万博」に協賛し、二つの実証実験を行う。

 一つは、会場施設の空調設備のエネルギー利用をEMS-AI(人工知能)で最適化するもの。入退場管理、人流管理などのシステムとのデータ連携でさらなる省エネルギー化を目指す。

 もう一つは、会場内の温湿度データのほか、来場者の行動、しぐさ、周囲の音などをAI解析して得たデータやバイタルセンサーによる来場者の状態などから算出する快適性評価値「エエきも値」を、空調設備などの制御に活用するとともに、エエきも値の分布状況をアプリ上やパビリオン内で表示。エエ気持ちになれる空間情報を来場者に提供し、満足度向上を図る。

 今後、多くの会場施設へEMS-AIの導入を図ることで会場全体の省エネルギー化を推進。エエきも値算出のために幅広く企業や研究機関とコラボレーションし、SDGs、Society5.0の実現にも貢献する。