2024.04.01 グループ最大級の新工場 神奈川で25年秋稼働、日本端子

新工場の完成イメージ

 コネクターメーカーの日本端子(神奈川県平塚市)は、自動車用コネクターなどを生産する新工場を神奈川県南足柄市に開設する。2025年秋の稼働を予定。開発から量産まで一貫して行う24時間稼働の工場として運営する。同社グループの中では、敷地面積・建屋面積ともに最大規模となる。

 同社は、23年1月に操業を終了した「アサヒビール神奈川工場」(南足柄市)の土地・建物を取得。取得金額は非公表。24時間稼働の一貫生産工場としては、花泉工場(岩手県一関市)に次いで国内2拠点目で、現在、サステナブルな工場を目指し、操業開始に向けた準備を進めている。

 新工場「日本端子神奈川工場(仮称)」は、敷地面積が約41万2000平方メートルあり、コネクターや連鎖端子を生産する。自然と環境に配慮した工場を目指し、再生可能エネルギーを活用。生物多様性の観点から、ビオトープづくりなどの取り組みも行う。