八重洲無線は、優れた基本性能と新機能を搭載したSTR（Superior Technology Radio）シリーズとして幅広い業務用通信機ラインアップを市場に投入。

　同社の新製品、STRオンデマンドインカム「SRFD51／55」シリーズは、同社の優れた高周波回路設計技術と徹底したチューニングで、特定小電力トランシーバー（特小機）として広い通話範囲を実現し顧客の評価を得ている。また、クラス最大の700mW音声出力が可能。IP68準拠の堅ろう・防じん防水構造による高信頼性、ワンタッチ交換方式バッテリーなど、過酷な現場でも確実な通信をサポートする。

　特小機は数多くの業務で利用されているが、使用環境によっては混信も起き、利便性に欠ける場合もある。同シリーズは常に二つのチャンネル（ch）で受信ができ、送信ch自動切り替えが可能なため、混信を意識することなく、もう一つのchでそのまま通話を継続できる画期的な製品だ。

　従来は混信を回避するためにchを変更する場合はユーザーが端末ごとにch設定をする必要があったが、同シリーズは使用中の二つのchに混信が増えてきた場合、ワンタッチでグループの全端末が一斉に新しいchに移動する「テレポート機能」を搭載。全員が瞬時に混信のないchに移動して業務連絡通信を継続できる。

　繁華街などでは特小機の利用者も多く、ユーザーが混信の少ないchを探すことが難しい。同シリーズは電波の混み具合を分析し、混信の少ないchを自動選択する「エリアリサーチ機能」を搭載。選択されたchは「エアクローン」機能で簡単にグループ全員のSRFD51／55に反映、すぐに通話が開始できる。

　このように同シリーズは、電波の飛びの良さに加えて、独自の混信回避機能を搭載。買ってすぐ使える利便性が大きく向上。同シリーズは大型アクセスキーモデルSRFD51、ワンタッチ表示切り替え機能付きの多機能キーモデルSRFD55の2モデルがラインアップ。それぞれにスタンダードとロングアンテナモデルを用意。さらに4色のカラーバリエーションがあり、業務に合わせて最適な選択ができる。