2024.04.05 万博機運醸成委で松本氏 チケット700万枚販売に意欲

会見で語る松本機運醸成委員会委員長(右)。左は吉村大阪府知事

 日本国際博覧会協会(万博協会)は4日、大阪市住之江区の大阪府庁咲洲庁舎で第3回機運醸成委員会総会を開き、このほど策定した「機運醸成行動計画ver.2」を元に議論、経済界、自治体らとともに全力を挙げて大阪・関西万博の成功につなげることにした。

 総会には松本正義委員長(万博協会副会長)、吉村洋文副委員長(大阪府知事)、横山英幸副委員長(大阪市長)、石毛博行万博協会事務総長らが出席。

 松本委員長は総会の冒頭、「各種のPRツールを揃えているが、政府、自治体、経済団体、企業などから1800件以上の送付申し込みがあり全国規模で露出が増えている」と語った。一方で「認知度は高まったが、大阪府・市の調査では来場意向度が低下している」と述べ、懸念を示した。

 総会後の会見で松本委員長は入場チケット販売について「企業への前売り販売目標700万枚は実現したい。(会見の)この場所は販売目標達成に向けた決意表明の場です」と述べ、前売り予約700万枚達成に意欲。

 前売りではほかに、インターネットや旅行社を通じての販売目標が合計700万枚あるが、高齢者からインターネットに馴染みがないとの声もある。同会長は「一般の人が買いやすい方法を考えればよい」との見方を示した。