2024.04.08 リコーが米Array社に譲渡 北米の電子証拠開示事業
リコーは、北米で展開するRICOH eDiscovery(電子証拠開示)事業を、リーガルサービスを提供するArray社(米テキサス州)に譲渡した。
eDiscoveryは、米国の民事訴訟で証拠として使用できる電子データを特定と提供するプロセスのこと。
顧客は同サービスを活用することで訴訟の際、必要な電子証拠を素早く、簡単に提出することができる。
同社は、2012年から米国で、また14年からはカナダでもRICOH eDiscovery事業を展開してきた。
ISO 9001:2015の品質認証を取得した証拠・文書管理ソリューションや、法律業界特有のニーズに対応した訴訟支援サービスを提供してきた。
同社では、ビジネスプロセスオートメーション領域とコミュニケーションサービス領域を高い収益性が期待できる成長領域と定め、経営資源の集中を進めている。
今回、デジタルサービスの成長領域の事業成長を加速するため、同事業をArray社に譲渡した。
Array社は、米国の法律事務所と企業内弁護士向けに、全国規模の訴訟支援サービスを提供している。
今後、専門性を持つリーガルソリューションの開発・提供をさらに強化する。