2024.04.09 【電波時評】地位築いたLED照明のこれから

 LED照明が一般的になって久しい。白熱電球や蛍光灯などの「前世代」照明もいまだ残るが、エネルギー価格の高騰が騒がれる中、電気代にも優しいLEDは、照明の中で不動の地位を築いた。

 2011年3月の東日本大震災をきっかけに省エネ性に優れたLED照明は急速に普及した。当時は、LED電球一つとっても、省エネ性が非常な付加価値となり価格は高かった。従来の照明企業ばかりでなく、市場の拡大を見越した新規参入が相次ぎ、低価格な粗悪品を含めて...  (つづく)