2024.04.12 シチズンファインデバイス、磁気光学式電流センサー開発 光プローブ使用は世界初

極小サイズのセンサーヘッド

電流波形測定用センサー「OpECS」電流波形測定用センサー「OpECS」

電流センシングの方法電流センシングの方法

 シチズンファインデバイスは、パワー半導体の電流測定を正確に行える磁気光学式の電流センサー「OpECS(オペックス)」を開発した。光プローブ(探針)を使用した電流センサーは世界初とし、先端部分に配置されたセンサーヘッドは最細で直径0.45ミリメートルの極小サイズになる。

 パワー半導体の技術開発では電流測定が必要になる。従来の電流測定器では、パワー半導体特有の高周波、大電流により、「正確な測定ができない」「基板実装されていると直接測定できない」といった課題があった。

 開発したセンサーヘッドは電気部品を使用ないため、高周波、大電流においても正確に計測可能。オシロスコープと接続すれば測定した電流を波形で確認できる。

 国内販売は4月下旬から。標準価格(税別)は800万円。特約店契約を結んだ岩崎通信機が販売していく。

(後日電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)